近々飲食店を開業する予定なのですが、中古の金庫をオークションで探しています。例え家庭用規模の金庫とは言っても、金庫に求められるような本来的な性能を発揮する金庫ともなるとかなり高額になってしまいます。そうしたことから、オークションで中古の商品を購入しようかな！と思っているのですが、耐火金庫ともなると半永久的に使用できるというものでもないようですね。
ちなみに耐火金庫の場合には、火災が発生すると金庫の外壁に使用されている発砲コンクリート内の水分が蒸発するような仕組みになっています。そして、その水分が蒸発する気化熱を利用して金庫自体を冷却することによって金庫の温度上昇を抑えるようになっているのです。しかも、気化した蒸気が金庫の扉の隙間から噴出するような設計になっているために、隙間から金庫内に煙や炎の侵入を防ぐようにもなっているようなのです。おまけに、外壁に使用されている発砲コンクリート自体にも高い断熱性能が備わっているようですね。
また、発砲コンクリートに含まれている耐火用の水分というのは、当然のことながら次第に蒸発してしまう可能性があります。従って、耐火金庫の耐用年数というのは、一般的に20年程度のようですね。高額な金庫ながらも多少耐用年数が短いようには思いますが、そうした金庫の仕組みからすると半永久的に使用できるということは無理な話とも言えるのかもしれませんね。それから家庭用の金庫程度であっても、防盗金庫の性能も多少はある方がいいですね。例えば、空き巣が侵入した際にも、金庫をバールなどでこじ開けようとしてもそれに耐え得るような金庫が欲しいですね。
ちなみに、金庫の外壁に使われている材料というのは、ほとんどがコンクリートなのだそうですね。そのコンクリートの外側に鉄板が貼ってあるようなのです。とくに、コンクリートと鉄板とのコンビネーションは、金庫にとっては抜群の相性なのだそうですね。